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このたび、月山福祉会は、
『ノウフク・アワード2022 準グランプリ(未来を耕す)』を受賞しました!
ノウフク・アワードとは、
農水省を中心に組織された農福連携等応援コンソーシアムが、
全国から農福連携に取り組む団体・企業・個人を募集し、
優れた取組みを表彰するものです。
そのうち準グランプリは、
・人を耕す
・地域を耕す
・未来を耕す
の3つの観点で審査され、
月山福祉会は『未来を耕す』分野で特に優れているということで選定していただきました。
ノウフク・アワード2022 表彰式が、
2月15日(水)に都内で開催されました。
私たちは令和2年度より、放棄された公設の放牧場を指定管理者として借受け、
自前での放牧を開始しました。
これは私たちの目指す『完全国産牧草牛』、
更には有機JAS認定を受けるためには必要不可欠でした。
これまで放牧をお願いしていた牧場では、月山福祉会の牛にのみ違う牧草を与えることは難しく、他の牛たちと同じ飼育方法でしか受け入れてもらえなかったのです。
牧場を利用する畜産農家が減ったために放棄された公設放牧場をお借りして、
自分たちで放牧を始めました。
ススキやヨモギなどの草が生い茂り、
かつての牧草が生える整備された放牧地ではありませんが、
短角牛は草だけで育つという大きな特徴があります。
短角牛が、草を食み、踏みつぶし、淘汰する。
そしてその糞尿が肥料となり、牧草を育てて牧場を再生していく。
この循環を生み出し、私たちの目指す付加価値の高い牛にすることで、
利用者さんの工賃向上に繋げることができます。
私たちは、
やりがいのある仕事の提供をし、
利用者さんが自立して生活できる工賃をお支払いすることで、
利用者さんの希望する生活を一緒に目指しています。
利用者さんが生き生きと働くための取組みが、
今回このように評価をいただき、大変嬉しく思います。
今後も全国的に農福連携が認知され、
機運の高まりとともに障がいのある方の活躍の場が広がっていくことを願っています。
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