今年度、月山福祉会は農畜産事業において様々な挑戦をしています。
そのうちのひとつが、
『栽培期間中 農薬・化学肥料 不使用』です。
タイトルに『無農薬・無化学肥料』と表記しましたが、
これは農林水産省の「特別栽培農産表示ガイドライン(平成19年4月改定)」において、
「消費者が一切の残留農薬等を含まないとの間違ったイメージを抱きやすく、
優良誤認を招くため、表示禁止事項」とされています。
これに代わる表示が、
『栽培期間中不使用』なんですね。
また、有機JASマークの使用を認められていない事業者は、
「有機」「オーガニック」という表記が禁止されています。
ということで、
月山福祉会は月山短角牛から得られる牛ふん堆肥のみで野菜作りをしています。
これまで出荷にあたり、どうしても『規格』をクリアする必要があったため、
一部化学肥料や農薬を使っていましたが、
今年は『栽培期間中 農薬・化学肥料 不使用』を実践しています!

結果として安心・安全なおいしい野菜を作ることを目標としていますが、
大きな問題があります。
どうやって価値を見出していただけるお客様にお届けするか、です。
先にお話ししたように、
市場では長さ太さなどのサイズ、虫食いやその他傷等の有無、等
細かな『規格』があります。
規格に合わなければ『規格外』として非常に低価格な取引になります。
化学肥料や農薬を使わないということは、
その分の経費は掛からないにしてもそれ以上に『手間=人件費』が掛かっています。
しかしどれだけ手をかけても化学肥料や農薬を使用した野菜に見た目は敵いません。
でもよく考えてみてください。
虫たちも、自分たちに害がないとわかるから齧るのです。おいしいから齧るのです。
私たちは、手間暇かけて丁寧に作った安心安全な野菜に
価値を見出していただけるお客様を探しています。
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また、月山福祉会の野菜にご興味をお持ちいただけましたら、ご連絡いただけますと幸いです。
ぜひ、よろしくお願いいたします!!
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